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コラム⑦ 伐採

伐採ってどんな作業? 伐採の必要性や技術などをわかりやすく解説!

自宅や店舗、会社など管理している場所の、不要な樹木の「伐採」をお考えではありませんか?伐採という手段を知っていれば、管理している土地の環境を良くすることができますし、台風などで木が倒れて賠償責任を負わされる事態を避けることもできます。 このコラムでは、伐採の必要性や伐採という作業に必要な知識などをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。 1. そもそも伐採とは ここではまず「伐採」の意味や意義を解説します。

1-1. 「伐採」と「剪定」は全く違う!

「伐採」は単純に言えば木を切り倒すことです。建築材料として使用するために木を切ることや、敷地の管理上邪魔な木を除去することなどが伐採の目的です。 一方、「剪定」は樹木の健康維持や美観を整えるために行う作業で、無駄な枝葉を切ることを指しています。

1-2. 「伐採」にネガティブなイメージを持っていませんか?

「伐採」という言葉を聞くと、「森林伐採」を連想してネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。確かに「森林伐採」という言葉を使う場合は、「自然破壊」や「大気汚染」のほか「土砂崩れの原因となること」などを連想させるかもしれませんが、それは無計画で広範囲な伐採に関連することで、管理する敷地内で行う伐採はネガティブなものではありません。

1-3. 伐採はさまざまなメリットがある行為!

目的をもって伐採をするとさまざまなメリットがあります。例えば、敷地内の日当たりや風通しを阻害している樹木を切れば、過ごしやすくなったり景観が良くなったりします。 また、管理している敷地に生えた樹木が台風などで倒れて道路を塞いだり周辺住民に被害を与えたりした場合、管理を怠っていたと判断されれば賠償責任を問われることもあります。このため、リスクが高い樹木を事前に伐採しておくことには大きな意味があります。

2. 伐採は高い技術を求められる作業

この項目では、伐採の技術について解説します。

2-1. 伐採のテクニック

樹木を伐採するときは、ていねいな計画が必要となります。周囲に電線などがないか確認し、風向きや樹木が腐食していないかなどにも注意を払います(腐食があると、重心が変わることがあるので伐採が計画通り進みません)。また、切った木が倒れる方向などを決めることや、道具や手順を決めることも重要です。 作業としては、木を倒す側にまず切り込みを入れて、「く」の字型に切り込みを広げます。この切り込みを「受口」と呼び、開口の角度は30~45度が適当とされています。その後、反対側に「追口」と呼ばれる水平な切り込みを入れると、受け口の方向に木が倒れます。受口、追口共に高さや深さが重要で、木の太さによって判断しながら深さや角度を加減します。 この方法は現在のような電動機器がなく斧(おの)で作業していた1900年代前半にも確立されており、実績が非常に豊富です。

2-2. 伐採に必要な道具

伐採に必要な道具としてはまずチェーンソーがあげられます。チェーンソーには電動式やエンジン式があり、重量や使用環境などが異なります。それぞれに排気量電圧などで出力の差がありますし、大きさなどの幅もあります。 また、切り込みを入れる途中で自分の側に木が倒れてこないようにするためのクサビや、木を倒す方向をコントロールするためのロープやウインチなどの道具が必要な場合もあります。 さらに、木の破片や木くずから目を守るための防護メガネや、高所作業のためのはしごや脚立、安全帯、頭を守るヘルメットなども欠かせない道具です。

2-3. 伐採の危険性

伐採を行うときにはさまざまな危険が伴います。まず木が倒れてくることや、高所作業で落下する可能性など、命に関わる危険があります。もちろん作業者だけでなく周囲に人がいれば被害が及ぶ可能性がありますから、作業エリアの封鎖なども必要です。 また、チェーンソーなどの道具を使う際、誤ってケガをするリスクもあります。チェーンソーの先端部分が木や硬いものに当たると、「キックバック」と呼ばれる現象が起こります。キックバックはチェーンソー自体が跳ね上がることで、チェーンソーの種類によらず起こることなので、使用方法を注意する以外防ぐ手段はありません。 ほかにも、切りくずが飛んできて目や身体に当たってケガをすることがあるので、しっかり防護できる装備を用意することも欠かせません。

3. まとめ

伐採についての知識や技術、危険性などをまとめました。 伐採は必要に応じて行えば、管理している敷地の環境を良くすることができますし、台風などによるリスクを下げることも可能です。その一方で知識と経験がなければ安全な作業はできませんから、ぜひプロに依頼することをおすすめします。 「株式会社アットライフ」は、東京、埼玉、千葉、神奈川で伐採を請け負っています。一般的な伐採に加えて、「特殊伐採」と呼ばれるクレーンが入れない場所での作業も可能です。所有する土地での伐採をお考えであれば、ぜひ「株式会社アットライフ」にご相談ください!